長尾真・村上陽一郎基金
各文化や宗教に蓄積されている概念、考え方、価値観、社会課題への対応などを比較することを通して、共通する道徳概念を汎道徳律として抽出し、相違する部分についてはどのように相互理解を図ることが出来るかを探求する。
また、文化、宗教や人類の営みを振り返る中で、今日の社会課題に対して何が出来るのかを議論し、日本の伝統文化の有する精神性をもって、神に支配された歴史や近代西洋の合理性を超えた新たな人間像を打ち出す。
2. 社会実践活動
異宗教や異文化の相互理解はもとより、研究活動を通して抽出される互恵と寛容の精神を社会実装するため、汎道徳律や新たな人間像についてあらゆる人々を巻き込み地球社会の隅々まで浸透させる活動を行う。
さらには本プロジェクトの理念に基づく新たな文化や産業の創出も意図する。